第八話 お医者さんの月給☆アフリカンインフォメーション

アディスにある大きな病院。

そこには、びっくりするぐらいドクターの勉強をしているエチオピアの子たちがいます。

アディスにもメディカルスクール思ったよりたくさんあるような気がします。

みんな英語で医療のこと勉強します。

たくさんの子たちが、ドクターやナースになって、外国で働くことを目指しています。

 

秋にいた時、町中の、お店に2008 DV!!っていう紙が貼ってありました。

USのグリーンカード取得応募紙です。

応募するために必要な写真の費用や切手の費用が用意できるかたは、みんな応募しているんじゃないかっていうぐらいみんなみんな、募集していました。

エチオピアのお給料と格段の違いがあるため、みんなどんどんチャンスがあればでていきます。

 

エチオピアのお医者さんでも個人差はでありますが、700ブル(9000円)ぐらいの月給のようです。

 

「日本はお医者さんは月にいくらもらえるの?ビザ難しいかな? 」

 

何度かエチオピアの医大生やお医者さんにもされた質問です。

 

親類の中、たったひとりでも、外国にいけたら、親類一同助かるってみんな考えて願っています。

 

国がもう少し、お給料払ってあげれたらきっと少しでも何か変わるんじゃないかなって思いました。

 

エチオピアには、患者さんがとても多いっていうのもありますが、たくさんメディカルスクールはあるのに、医療関係者の不足なのはこれも原因のひとつなんじゃないかなって思います。

 

もちろん、この国でとてもがんばっているこの国の医療関係者のかたもたくさんいますが。

 

ケニアの施設にいたとき、 患者さんたちに囲まれて、 若い男の子が手当をしていました。

 

お手伝いしながら、話をしていて、ドクターになるために今大学に通っていて、ボランティアで勉強の意味も含めて施設で働いているよって教えてくれました。

 

 

見た目は今時の男の子なおしゃれな雰囲気で

 

でも 一生懸命、ゆっくりゆっくり丁寧に手当してあげていて。

 

ふと、「卒業したらどこで働くの?」って聞くと、

 

「みんな欧米諸国にいきたがるけど、ぼくは、この国でしっかりした医者になりたいんだっ」て。

 

 

なんだかとても感動しました。

 

2007年5月10日 原題「医大生」