第十話 だってマサイだし!☆アフリカンカルチャー
日本にいた頃から、マサイ族って聞いたことありました。ただ、サバンナに住んでて、背が高いアフリカの人でよくわからないけどジャンプしてるってイメージがありました。
ケニアのナイロビの宿で、現地の従業員の子達と宿にあった小さなテレビを一緒に見てました。
そしたらマサイ族らしき人がでてきて、あって思って、従業員の子達に、
「マサイ族の人って毎日、何しているの?」
って聞いてみたら、
「食べてる」
「えっじゃなくてほかは?」
って聞くと、
「寝てる」
「えー当たり前だよ。ほかは?」
「踊ってる」
あらーって思って、お友達になったタンザニアの男の子に聞いてみたら、
「マサイ族って言われている人たちは、ケニアとタンザニアに住んでいる部族のひとつで結婚するには、ライオンと戦ってライオンの頭をお嫁さんのお父さんに持っていかないといけないんだよー。あと、いつも持ってる槍みたいなの、なんに使うか知ってる?」
「えー知らない。戦うの?」
って聞くと、
「毎日使うのは、女の子のおうちにいってその家の前に突き刺しておいて自分が今いますよっていう証拠だよ。ほかの男の子が来ないように。
タンザニアのマサイの村では、男の子はどこの女の子の家でも毎晩、自由に行っていいんだよ」
「えっ、女の子にとったら毎晩誰が来るかもわかんなくて毎晩襲われているようなもんだよーひどいよー。それに女の子みんな一人暮らしじゃなくて家族と住んでいるでしょーどうするの?」
って聞くと、
「そんなの関係ないよ。だってマサイだもん」って。
だからマサイ族の人たちは HIVの可能性が高いってゆわれているんだって少し納得してしまいました。
この男の子が、日本語教えて、ってゆってきて、「ありがとうってなんてゆうの?」っていうから、「ありがとうだよー」って教えてあげると、どうやら、映画で「ありがとうっ」て聞いたことが前にあるらしく、大興奮してました。
日本語の発音の響きが好きなんだって言っていて
「み、つ、び、しー、とーよーたー♪」
って、ずっと歌っていて見た目とギャップがあって面白いなって思いました。
「どうして結婚してないの?」って聞かれて、「結婚するチャンスがあるなら、もっと自分が成長してたいし、日本じゃ最近あんまり早く結婚しないかた多いよ。」っていうと、かなりショックを受けていたようでした。
まだまだアフリカ諸国では、女性の立場はとてもとても低いようです。
2007年5月4日 原題「マサイ族のこと」