第七話 二股は平気?
~プラ子のアフリカン☆インフォメーション~

電車移動の旅のときに、一緒に旅をしていたケニア人の男の子と、エチオピアの男の子とは全く違って引き締まった筋肉の遊んでいそうなタンザニアの男の子と、ザンビアの女の子と話をずっとしていたこと書きます。

 

 

タンザニアの男の子は22歳で彼女が今は6人いるって言っていて、

 

「日本でそれしたら大問題だよ~」

って私が言うと、

 

一夫多妻が当たり前のアフリカ諸国の彼には不思議でたまらないようでした。

 

 

20歳でまだ子供もいず未婚の子は村や地方のアフリカではありえないことらしく、みんな驚いていました。

 

女の子はみんな首都にいる子を除いて結婚は15歳ぐらいが平均のようです。

 

赤ちゃんの段階で、フィアンセが決まっていたり13歳で赤ちゃんがいたりするのは珍しくなく、結婚は親同士がほぼ決めます。まれに男の子が女の子を気に入って女の子に話しかける前にその子のお家にいって両親に承諾を得てそれから、っていうのもあるようで、これは中流家庭のノーマルなパターンのようです。

 

遊んでそうなタンザニアの男の子だったけど、電車が止まるたび物売りの子達が来るのですが、その時に、おばあちゃんに、って小さな玉葱をいくつか買ってあげていて”あらら”、ってほほえましく思っちゃいました。

 

彼もHIVは白人だけってちょっと前まで思っていたそうです。

 

タンザニアにいたとき、ピグミー族の人を見かけました。

 

小さい時に映画でみたことがあっただけだったので少し感動しました。

 

ピグミー族は主に、コンゴの奥地に住んでいる人たちで、ブッシュマン(林の中に隠れてすんでいるから)ともいわれているようです。長身、1.5M未満っていいますが、もっともっととっても小さい気がしました。

 

すごくすごく小さく、でも病気ではなく、独自の遺伝で、顔はしっかり歳をとっています。私がみかけたかたは、5、6歳ぐらいの男の子の背格好だけど顔だけ50歳ぐらいでした。

 

コンゴでは別の部族が、食用としていて、捕まえて食べてしまうため、ピグミーの人たちは隠れて移動して未だに服ではなく、動物の皮を着て生活しています。

 

徐々に変わりつつあるって聞いていたのですが、コンゴの国連で働くインドの子もそう言ってましたが、そこまでして独自の生活を守り抜くってすごいなぁって思いました。

 

ケニアのルオ族のことも聞きました。夫が亡くなったら自動的に、妻は夫の別の兄弟の妻になります。兄弟に別の妻がいても一夫多妻なので問題ありません。妻が亡くなったら、妻の別の姉妹が夫の妻になります。でも妻の別の姉妹全員がもう結婚してしまっていたら、二夫一妻にはならないそうです。

 

ロシア人の中年の女性で、ルオ族の人と結婚した女性は、昔夫が亡くなり、どうしても夫の兄弟の妻になるのがいやで逃亡したのよって言ってました。

 

どちらかが亡くなってしまっても性交を最後のお別れの意味なのか亡くなった遺体とします。

 

アメリカの次期大統領候補って言われている一人の人はこのルオ族出身だとききました。このかたはUS育ちみたいですが。

 

 

ケニアの子は英語、スワヒリ語ぺらぺらだし、それぞれのマザータンももっている子が多く、平気でみんなたくさんの言語しゃべります。すごいなぁって思います。

 

2007年4月27日 原題「結婚のこと」